日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
Print ISSN : 0387-5016
遷音速ルトビーク管に関する研究 : 第1報, 上流弁方式の始動過程
鹿毛 一之松尾 一泰川越 茂敏永武 実
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 48 巻 433 号 p. 1726-1732

詳細
抄録

高レイノルズ数の遷音速流れが実現できる試験装置として, 遷音速ルトビーク管は極めて有望視されているが, その始動過程については, 従来十分な考察がなされておらず不明な点が多い. 本論文では上流弁方式における始動過程を調べ, オリフィス開口面積, 抽気室容積及び多孔壁の穴の大きさの影響を圧力計測と光学観測によって実験的に明らかにし, 定常な遷音速流れが達成されるメカニズムを解明した.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top