日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
Print ISSN : 0387-5016
対向流における発火遅れの研究 : 第2報, 実験
北野 三千雄松良 悦正杉岡 昭弘大塚 芳朗
著者情報
ジャーナル フリー

1981 年 47 巻 421 号 p. 1909-1915

詳細
抄録

高温空気流と室温水素流を薄いシャッタ板をはさんで対抗させておき, このシャッタ板をとりはずしてから発火するまでの時間を発火遅れ時間τとして, 伸長流におけるτへの流速, 空気温度, 燃料濃度の影響を調べた. それにより, 伸長流には発火抑制の効果があり伸長率の増大とともにτは長くなるが, 空気温度が高くなるとその効果は小さくなる. 燃料への空気添加はτを増大させるなど, 前報の理論解析と定性的に一致する結果をえた.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top