日本機械学會論文集
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照射測微比較測器擴大機構と目盛間隔の恒差に就て : 工作、工作機械、鋳造、鍛造、熔接、機構、機械要素
林 宏
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1944 年 10 巻 40-4 号 p. 121-124

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抄録

精密機械部品の大量生産工場にて部品の測定に使用せられる該測器はFritu Warnner杜の創案になると謂はれ、Cooke Troughton & Sims及びCarl Zeiss杜がその代表的製品を概に発表して有名である。その構造原理は第1圖のランプと目盛とを併用する測定装置として物理実験室等にて行はれる方法で、これを工業用として實角的に設計せられたものと考えて差支ない。一般に測定範圍は±0・08mm叉は±0・1mmにして、擴大率は1000倍にしてゐる。擴大機構は機械的てこと光學的てことの組合せで第2間はその構造説明齒にして、擴大機構と目盛聞に當然生すべき恒産が該測器の使用上影響なきや否やを簡単なる算式によって検討せる結果を述べる。

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