1937 年 3 巻 12 号 p. 257-264
著者は第1報に於て、不連続流物体の空気抵抗係数とレイノルヅ数の関係を調べ尚平行流中にかゝる物体の存在のための流れに対する影響の最大限に就ても明かにした。かゝる考慮は不連続流物体のみならず一般に物体の風洞実驗に際し又二次元流の測定装置に関して重要なことで著者は第2報に於てかゝる見地からレイノルヅ数の余り影響を與へない範囲に於て、又二次元流測定装置に対しても流れの影響を考慮に入れた装置に於て、單一不連続流物体の実驗を行ひ、空気抵抗係数を測定し併せて在耒発表されてゐる二三のものと比較檢討を試みた。