生産システム部門講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-3108
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414 平準化とバッファ容量最小化のための混流生産ラインの設計と評価(生産システムの設計・管理・評価(1))
和田 拓己荒川 雅裕
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p. 117-118

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抄録

現在の市場では,顧客ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短命化によって,生産工程では多品種少量生産が求められ,混流生産を導入することで対応している.多くの工場の混流生産では需要変動や調達材料の遅延に対して柔軟に対応するために平準化が行われている.また,バッファの導入によって手待ち時間やブロッキングの減少により生産性が向上すると考えられている.一方でバッファの導入によって作業領域の拡大や中間在庫の増加を招く可能性がある.本研究では,平準化における生産性向上とともに工程間の仕掛り在庫量を削減し,必要となるバッファ量を最小限にするための数理モデルを構築し,数値実験により生産性の評価を行うとともに特徴を調べる.

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© 2015 一般社団法人 日本機械学会
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