1965 年 39 巻 11 号 p. 427-435
酢酸菌の各種炭水化物酸化能を再び測定するとともに, 1955年までに得られた結果と比較し,いくつかの菌株についてあきらかな変動をみとめた.そしてこの面からする酢酸菌の類別に,より適した基質としてコハク酸,アラビノース,蔗糖,酢酸などを指摘した.
AcetobacterとGluconobacterとの中間型の菌種として, A. aurantium, G. liquefaciensをみとめたが,これは朝井ら(12)の結果を炭水化物酸化能の面から独立に確認したものである.