1987 年 13 巻 4 号 p. 442-450
Mobile Bed Contactorの気液有効接触面積について, 化学吸収を利用して実験的検討を行うとともに, 接触面積とガスおよび液ホールドアップとの関係について検討し, 簡便で広範囲に適用可能な相関式を見いだした.
塔単位容積当たりの接触面積は気液流速の増加とともに最大値まで増加する.一方, 液単位容積当たりの接触面積はガス流速の増加とともに増加するが, 液流速の影響はな低塔単位容積当たりの接触面積は, それぞれガス流速が2.0~3.0m/s, 液流速が0.01~0.03m/sの間の時, 最大値を持ち, その時のガスホールドアップは0.6である.