1971 年 92 巻 1 号 p. 80-82
3-キノリンカルボニトリルおよび4-イソキノリンカルボニトリルに臭化エチルマグネシウムを作用させGrignard反応を行なうと,前者ではキノリン核の4-位に,後者ではイソキノリン核の1-位にエチル基が導入されシアン基とは反応しない。そうしてこの場合の生成物はそれぞれ, 4-エチル-1, 4-ジヒドロキノリン-3-カルボニトリルおよび1-エチル-1, 2-ジヒドロイソキノリン-4-カルボニトリルであることを, IR, NMRおよび化学的方法によって確認した。
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