1959 年 80 巻 10 号 p. 1128-1130
群馬県草津温泉水中の銅,亜鉛の定量を行ない,それぞれの平均含量として1・1γ/lおよび300γ/lを得た・亜鉛と塩素イオンとの間には高い相関が見られるのに反し,銅はどの主成分とも特別な相関を示していない。しかし銅の含量は温泉水の硫化水素含量の増加とともに減少することがわかった。したがって酸性泉申の銅,亜鉛分布に関係する因子として銅の場合には酸化還元電位,亜鉛の場合にはpH を取りあげるのが妥当のように思われる・
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