日本化學雜誌
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ピクリン酸タリウムの活量係數
大竹 茂夫
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1949 年 70 巻 3 号 p. 96-97

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抄録

種々の強電解質溶液中に於ける難溶性鹽の活量係數を決定するLewisの方法を實驗する適當な例として,ピクリン酸タリウムの活量係數の測定を行つた。その方法は種々の強電解質溶液に於けるビクリン酸タリウムの溶解度を一定温度で測定する。この場合活量係數γ±と溶液の平均molality m±との關係は次の式で示される。
(1)
從つて〓とμを兩軸とする溶解度曲線を作り,これをμ=0に外延すれば, μ=0に於て, γ±=1であるから,〓が決定される。かくして各々のm±に和當するγ±の値を知ることが出來る。

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