工業化学雑誌
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アミノJ酸製造時に副生する異性体の分析
中原 達晃出原 正孝檜山 八郎
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1964 年 67 巻 1 号 p. 52-54

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抄録

トビアス酸のスルホン化によって製造されるアミノJ酸中の不純分は主としてアミノG酸,アミノR酸およびβ-ナフチルアミンモノスルホン酸であることを確認し,これらの分析法としてつぎの方法がよいことを見出した。すなわち試料をジアゾ化し,これをNW酸にカップリングして生成する色素の2%酢酸を含む20%ピリジン溶液を大型ロ紙の端の方につけ,2%塩酸を用いて下降法で展開し,分離したおのおののスポットを切りとって20%ピリジン溶液で抽出し,抽出液を比色定量することによってアミノJ酸およびその中に含まれる不純分を正確に定量することができた。

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