トビアス酸のスルホン化によって製造されるアミノJ酸中の不純分は主としてアミノG酸,アミノR酸およびβ-ナフチルアミンモノスルホン酸であることを確認し,これらの分析法としてつぎの方法がよいことを見出した。すなわち試料をジアゾ化し,これをNW酸にカップリングして生成する色素の2%酢酸を含む20%ピリジン溶液を大型ロ紙の端の方につけ,2%塩酸を用いて下降法で展開し,分離したおのおののスポットを切りとって20%ピリジン溶液で抽出し,抽出液を比色定量することによってアミノJ酸およびその中に含まれる不純分を正確に定量することができた。
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