東京労災病院/外科
東京労災病院/消化器内科
2005 年 67 巻 2 号 p. 96-97
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症例は69歳,男性。下血に対し腸切除を施行され,18年後吻合部出血性潰瘍に対し吻合部の再切除を施行。その後も下血を反復し,6年間に11回の入退院を要した。12回目の入院時,大腸内視鏡下に無水エタノールを散布した。その後潰瘍の改善を確認したが,6カ月後新たな多発小腸潰瘍を形成し出血した。難治性単純性潰瘍に対する無水エタノール散布療法は有効であったが,再発の予防には便の性状安定化が有用と考えられた。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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