日本原子力学会 年会・大会予稿集
2013年春の年会
セッションID: D24
会議情報

円柱形フィルターと3台の線量率計を用いたホットスポット検出器の開発
*白川 芳幸山野 俊也小林 祐介原 雅樹
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録

除染作業の効率化のための測定,帰宅住民の安心のための測定において平均値的な値のみならず局所的に高線量率のホットスポットの有無およびその強さを知っておく必要がある。現在は空間線量率を測定するNaIシンチレーションサーベイメータ,表面汚染を測定するGMサーベイメータ,プラスチックシンチレーションサーベイメータなどが組み合わされて使われている。しかしながら,このような装置のみでは広範囲なホットスポット探査は困難であり,代替技術としてガンマ線カメラが注目を浴びている。しかしながら,これらの製品は特定の場所を見ることには優れているが,周辺全体でホットスポットを探す場合は長時間を必要とする。そこで円柱形フィルターと3台の線量率計を用いてホットスポットの存在方向を示す検出器の開発を行った。本装置とカメラ等を組み合わせることによって効率的なホットスポット探査が可能となる。

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top