日本原子力学会 年会・大会予稿集
2010年秋の大会
セッションID: Q07
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現行炉・Th炉・新型炉
BWRにおける長期サイクル運転用最適炉心設計
(1)濃縮度を増加した9×9燃料装荷炉心
*成田 健味金子 浩久山中 章広永野 護松本 一寿早川 裕子
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抄録

現在、原子力発電所の稼働率向上を目的に、運転期間の長期化の計画が進められている。これまでの設計例によると、BWRでは、現行9×9燃料の使用で、従来の13ヶ月から19ヶ月程度までは、運転期間を延ばす事が可能である見通しを得ている。しかしながら、運転期間を更に延長する場合、新燃料が多くなり、炉心特性が厳しくなること、及び、燃料経済性の悪化が顕著となることから、濃縮度を増加させ、経済性にも優れた燃料・炉心の開発が望まれていた。そこで、今回、濃縮度を増加させた9×9燃料による長期サイクル運転燃料・炉心の開発を行った。

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© 2010 一般社団法人 日本原子力学会
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