日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: A40
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計算コード開発
簡易拡散計算コードの開発
*奥井 翔大関本 博
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抄録

原子炉の構造や核的な特性を3次元グラフィックスを用いて可視化することのできる原子炉可視化ソフトウェアVisual Reactorに組み込む簡易拡散コードを開発した。本ソフトウェアは比較的容易な操作で扱うことが可能で、一般的なデスクトップのパソコンで利用できることを念頭に置いて開発している。このため計算コストのかからない中性子拡散計算ルーチンを実装する必要がある。そこで上記の項目を満足できる手法を選択し群定数の生成と拡散計算を行う。群定数はあらかじめ用意した微視的無限希釈断面積と自己遮蔽因子のテーブルを用いて求め、その定数を用いて2次元円柱体系での中性子拡散方程式を解き実効増倍率と中性子スペクトルを計算する。精度の検証のため、それらの値をJAEAの開発した計算コードSRACと比較、検討を行う。

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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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