東京大学大学院情報理工学系研究科
神戸大学大学院システム情報学研究科
2013 年 23 巻 2 号 p. 203-232
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ソリトン方程式のように保存量を持つ偏微分方程式に対しては,それらを保つ「構造保存数値解法」が適している.一方数値流体の分野では,波動現象の記述に適した「コンパクト差分法」がよく用いられる.本論文では,構造保存数値解法の一種である「離散変分導関数法」において両手法を組み合わせられること,すなわちコンパクト差分に基づく離散変分導関数法を構成できることを述べ,数値例によりその有効性を示す.
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