2007 年 29 巻 p. 1445-1450
平成17年3月20日に発生した福岡県西方沖地震により、住宅や宅地が崩壊し壊滅的な被害を受けた玄界島地区は、急峻な地形に住宅が密集しているとともに、狭い階段道路等の脆弱な公共基盤となっているため、自力での再建が極めて困難な状況であった。
同年7月の島民総会において、島全体の一体的かつ抜本的な整備が必要であること、事業手法を小規模住宅地区改良事業とすることについてほぼ全員の合意が得られた。
このような状況を踏まえ、本事業により、住宅と道路や公園などを一体的かつ抜本的に整備し、災害に強く、安全で安心して住み続けられる新しい玄界島づくりを行う。