地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
超大断面山岳トンネルの地震時挙動に関する解析的検討
西村 和夫岩楯 敞広三谷 浩二海瀬 忍西岡 和也大嶋 義隆青木 茂男
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1999 年 25 巻 p. 489-492

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抄録

現在、第2東名神高速道路に代表されるように、交通量の増大と建設の経済性・合理性を考慮して200m2を越える扁平な超大断面トンネルがNATMで多く建設されている。山岳トンネルは一般に原地盤である岩盤がもともと保有する耐力を利用して建設されることから、地盤条件がある程度良ければ耐震検討は不要といわれてき鶴しかし、兵庫県南部地震では山岳トンネルもなんらかの被害を受けたこと、前述のこれらの超大断面トンネルの基幹路線としての重要度と形状が扁平であることを踏まえ、覆工の耐震性能を検討、評価することは重要である。本検討では、超大断面トンネル覆工の耐震性能を等価線形解析によって検討し、耐震設計に向けての問題点と課題の抽出を目的とする。

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