電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-03
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マルチホロー放電プラズマCVDを用いて作製したカーボンナノ粒子輸送量に対する電極基板間距離の効果
*古閑 一憲Hwang Sung Hwa奥村 賢直Hao Yuan山下 大輔松尾 かよ板垣 奈穂鎌滝 晋礼白谷 正治
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抄録

プラズマは、不純物を抑制したナノ粒子の作製法として注目を集めている。現在までにマルチホロー放電プラズマCVD法を用いてサイズ制御したナノ粒子の連続作製に成功した。ナノ粒子の応用では、基板等への堆積が必要であり、プラズマから基板へのナノ粒子輸送機構の解明が重要である。今回は、カーボンナノ粒子の輸送に対するプラズマ生成電極から基板までの距離の影響を調べた結果、電極基板間の勾配による熱泳動力と電極からの立体角が重要であること、加えてナノ粒子とラジカルのフラックスバランスにより、ラジカル堆積が大きいときはナノ粒子堆積が見られないことを明らかにした。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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