主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
本論文は, 頚損等で手足の利用が困難な障害者でもマウスカーソルを操作できる手法の確立を目的として, 音声認識ではなく,基本的な音声情報であるホルマントを利用したポインティングデバイスの開発と評価を行った. 本装置はホルマントを利用することで口や舌の動きを音声から拾うことにより,マイクのみでマウスカーソルを動かすことを考えている.具体的には,口の動かし方や,ホルマントの値と画面を直接対応させる絶対座標でのポインティング, ホルマントの値の差を上下左右の移動に割り当てる相対座標によるポインティングなどの様々手法を検討した. その操作性を特定箇所へマウスカーソルを合わせるのに要した時間から評価した.