主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
多くの用途に利用される鉛蓄電池であるが,使い続けていると主に負極の鉛が硫酸と反応し,硫酸鉛を生成するサルフェーションという現象が発生する。生成された硫酸鉛は最終的に硬質化し,導電性を低下させ,寿命を迎えさせる大きな要因となっている。本研究では化学的方法から添加剤を用いて,硫酸鉛を分解し,劣化を抑制することが目的である。交流インピーダンス法から内部抵抗を測定し,CV法から電流と電位の関係性より電極表面における電気化学反応をみた。その結果,高粘度の添加剤ほど電解液の導電性が高く,内部抵抗が低下することとなった。高粘度の添加剤に着目し,成分を調べることで延命化に有効な成分を検討していく。