電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 09-2A-08
会議情報

湾曲した文字列の認識
下川 創志久 修
著者情報
キーワード: パターン理解
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

湾曲した印刷面に書かれた文字列を斜めから撮影すると、文字列が湾曲状に曲がるひずみが生じる。本稿では、このような湾曲した文字列の認識法について述べる。湾曲した文字列の任意の文字に注目した場合、その文字と隣接する文字はほぼ同じ大きさで、直線状に並び、さらにほぼ同じように傾斜している。そこで本稿では、注目文字と隣接する文字を、文字の並び方向と文字の傾斜方向を持つ平行四辺形で囲み、その平行四辺形を水平方向の長方形に戻すことで、文字列の歪みを補正し、文字認識を行う。この処理を、文字列の個々の文字について繰り返すことで、文字列全体の認識を行う。提案方法を用いた実験の結果、良好な結果が得られた。

著者関連情報
© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top