石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第46回石油・石油化学討論会(京都大会)
セッションID: 2D08
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ファインケミカル
ルテニウム触媒を用いるカルバゾールおよびインドール誘導体の位置選択的炭素-水素結合アセトキシ化反応
*岡田 壮史佐藤 哲也三浦 雅博
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抄録

遷移金属触媒を用いたC-H結合の直接誘導体化反応は、アトムおよびステップエコノミーの観点から重要な手法である。当研究室ではこれまでに、ルテニウム触媒および銀塩酸化剤を用いることにより、含窒素配向基を持つ芳香族基質のオルト位で選択的にC-H結合が切断され、直接アルケニル化が行えることを報告している。本研究では、同様のルテニウム触媒系を酢酸とともに用いることで、位置選択的C-Hアセトキシ化が起こることを見出したので報告する。

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© 2016 公益社団法人石油学会
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