主催: 水文・水資源学会/日本水文科学会
会議名: 水文・水資源学会/日本水文科学会 2023年度研究発表会
開催地: 長崎
開催日: 2023/09/03 - 2023/09/06
近年日本の中小河川流域で深刻な洪水災害が発生している。流量・水位予測は大流域の下流地点が中心で流域面積が小さい上流の本川や支川においての予測水位の検証は限られている。しかし、近年河川の水位計の数は増加しており, 分布型水文モデルによる中小流域河川水位の検証が可能になってきた。本研究では、降水短時間予報を用いて、中小河川における降雨流出氾濫モデルの水位予測の再現性を評価する。2013年の台風による降雨イベントとし、桂川流域における24の水位観測所を対象とした。結果、50km2以下の小流域では1時間先まで、50km2~300km2の流域では2時間先まで水位を予測できることが分かった。今後は、他の洪水事例を対象にRRIの水位予測の再現性を検証する。