人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 1O4-GS-4-01
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第2回ナレッジグラフ推論チャレンジ2019開催報告
~説明性のある人工知能システムを目指して~
*川村 隆浩江上 周作松下 京群田村 光太郎角田 充弘外園 康智黒川 茂莉鵜飼 孝典古崎 晃司
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抄録

本発表では,ナレッジグラフ推論チャレンジの2回目について報告する. 近年,さまざまな社会システムにAI技術が組み込まれつつあるが,そうしたシステムを安心・安全に使っていくため,AIによる判断・動作を適切に説明する技術が重視されている. そこで,本会セマンティックWebとオントロジー研究会では,データセットとしてシャーロック・ホームズの小説を題材としたナレッジグラフを構築,公開し,説明付きで犯人を当てる(推論または推定する)技術を募集するコンテストを2018年よりスタートした. 本発表では,2回目となる2019年のチャレンジの概要について述べた後,仮説推論と解集合プログラミングを用いたアプローチ,およびGraph Embedding等機械学習を用いたアプローチを紹介し,それぞれの結果と評価について述べる. 最後に,2020年に予定している次回チャレンジの計画について紹介する.

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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