主催: システム制御情報学会, 計測自動制御学会, 日本機械学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会, 化学工学会
共催: 48の学会,協会などから協賛
非常に多機能な昨今の電子機器は,インタフェース上に表示される多数のメニュー項目の中から適切なものを選択して所望の機能にアクセスするという人間―機械インタラクションが一般的である.そのような機器について適切なメンタルモデルが獲得されている場合,ユーザは容易に正しいメニュー項目を選択できる.逆に,メンタルモデルが不適切な場合にはメニュー項目の解釈に問題が発生し,誤ったメニュー選択につながる.本研究では,誤ったメニュー選択行動の背後にあるユーザのメンタルモデルの不備を推定するために,情報香と呼ばれる意味連想モデルを用いることを提案する.提案手法の有効性を,被験者実験を通じて取得した発話データを基に抽出したメンタルモデルの不備と対応付けられるかを分析した.その結果,提案手法の有効 性が示唆された.