計測
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マイクロセン自動制御装置
田村 栄蔵
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1959 年 9 巻 11 号 p. 709-715

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抄録

舶用計器,航空計器,電子機器,油圧機器および各種工業計器を主製品としてきた東京計器は,かねて交渉中であった米国のManning, Maxwell & Moore社とプロセスオートメーション機器としてのマイクロセン計器の技術提携を結ぶに至った.これにより弊社も広く産業界のオートメーションに寄与すべく,新しい全電子式プロセス制御機器の国産化に努力することになった. M, M &M社は米国において古くから各種工業計器のメーカーとして長い経験を有し,アッシュクラフトの名で呼ばれる圧力計もその1つであり,十数年前にこれら工業計器の電子式電送指示方式に成功して以来必然的にプロセス制御装置の開発に進展し,1953年に新しい制御方式としてのマイクロセン・システムの開発に成功した.以来,米国においては石油精製,石油化学をはじめとして広く各産業に採用され,英仏伊とも技術提携し,欧州においても広範に用いられておりわが国においても2, 3の研究所と業界に採用されはじめている.ここにマイクロセン・システムについて,その動作と性能の概要を記すことにする.

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© 社団法人 計測自動制御学会
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