環境情報科学論文集
Vol.19(第19回環境研究発表会)
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晩秋の森林保養地における森林浴の心理的評価と物理環境要因の関係
井川原 弘一高山 範理香川 隆英朴 範鎭
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p. 229-234

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抄録

森林保養地の整備指針の基礎資料とするため、森林保養地に設定された森林散策コースと街中での散策における気分状態の変化と散策空間の印象を把握し、あわせて「光」・「温熱」・「イオン」の物理環境要因を測定した。森林散策には心理的なストレス緩和効果があり、この効果には散策空間のイメージと相関があるものと考えられた。散策空間のイメージと物理環境要因では温熱環境がよく対応していた。また、森林浴の効果には、さまざまな物理環境要因が複合的に連鎖して、影響しているものと考えられた。

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© {2005}(社)環境情報科学センター
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