主催: 社団法人エレクトロニクス実装学会
KTa1-xNbxO3 (KTN)結晶は従来より一桁以上の電気光学効果を有しており、KTN結晶を用いた広角・高速の光偏向器が着目されている。最近我々はこのKTNスキャナを用いてリットマン型共振器を構成し、生体断層画像を取得できる光コヒーレンストモグラフィーに用いられる波長掃引光源を開発し、周波数200 kHzにおいて、波長掃引幅100 nm、コヒーレンス長7 mmを実現した。本講演では、さらなる高速化を追及し、周波数350 kHzにおいて、コヒーレンス長1.4 mm、波長掃引幅100 nm超の波長掃引光源を実現したことを報告する。