映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: IST2010-66
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超高速度CCDのダイナミックレンジ特性改善(特別企画「CCD誕生40年記念講演~普及拡大期~」,イメージセンサ一般)
新井 俊希米内 淳北村 和也大竹 浩林田 哲哉丸山 裕孝江藤 剛治バン・クイク ハリー
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抄録

近年、目にもとまらない一瞬の現象を捉えることができる高速カメラの研究開発が進められている。これまでに我々は最高撮影速度100万枚/秒の超高速度CCDを開発した。この超高速度CCDの超高速駆動時のダイナミックレンジ特性改善のため、理論解析を行った。その結果、撮影速度を速くした時に素子内部の駆動電圧波形がなまる現象がダイナミックレンジ特性低下の直接的要因であることが分かった。対策として、画素配線抵抗を低減すること及び画素を分割して駆動することを行った素子を設計し試作した。駆動評価実験の結果、100万枚/秒時のダイナミックレンジが従来の2.5倍の48.6dB、映像信号8ビット相当が得られていることを確認した。

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© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
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