これまでの多くの研究は, 非定型の運動や舞踊などに対しては感性評価を行ってきたが, 運動特性と主観的印象の関係に関してはほとんど知られていない.本研究では, Computer Graphicsを用いて沖縄舞踊「カチャーシー」を再現し, そのアニメーションに対して感性評価を行い, 主成分分析, 重回帰分析により運動特性や時間情報と主観的印象の関連性を定量的に検討した.運動特性と主観的印象との関連性を解析することにより, 創作舞踊や非定型舞踊の印象評価に関する指標を決定する事が可能となり, より効果的な心理的影響を与えることのできる動画像作成の指針を得ることができる.