映像情報メディア学会技術報告
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ベルト駆動型テープ走行方式におけるテープ張力の安定化の一検討
笠井 春雄加藤 大一郎宮田 祐吉
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p. 29-34

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抄録

テープの薄型化による体積記録密度の向上と、サーチ時間の短縮を目指して、薄型テープに適した高速テープ走行系に関する研究を進めている。今回、コンピュータの大容量ストレージ装置に用いられているベルト駆動型テープ走行方式を薄型テープに適用するために、この方式で生じるテープ張力の変動を軽減し、安定化することを検討した。従来方式は、テープ巻始めと巻終わりでのテープ張力変動が大きい。そこで、テープ張力変動を軽減してテープ張力を安定化するには、ベルトを巻付けているベルトローラ位置を供給リール側にシフトして、ベルト巻付け角を制御させる方法が有効であることを実験で明らかにし、薄型テープの高速安定走行系への適用の可能性を示した。

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© 1998 一般社団法人 映像情報メディア学会
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