軽水炉配管材の延性不安定破壊に関する研究,第2報; ステンレス鋼製中央切欠き付引張試験片の室温引張り荷重下における破壊挙動

Studies on ductile unstable fracture of piping materials in light water reactor(Part 2)---Fracture behavior of ceter cracked tensiom specimen machined from 12-inch diameter stainless steel pipe under tensile loading condition at room temperature---

安田 祐司; 柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 鬼沢 邦雄 ; 宮園 昭八郎

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日本原子力研究所では、軽水炉圧力バウンダリ配管の Leak Before Break(破断前漏洩)に関する試験研究の一環として、オ-ステナイト系ステンレス鋼配管、および炭素鋼配管を用いた試験を実施している。本報告書は、配管試験を実施する上で必要となる基礎的デ-タを取得する為に実施した試験結果をまとめたものである。この試験では、原子力用ステンレス鋼配管 Type 304NGから切り出した中央切り欠き付引張り試験片を用いて、室温大気中で引張り試験を実施し、さらに皿バネを装着した延性不安定破壊試験を実施して その破壊挙動を調べた。試験結果から、実断面応力基準の有効性、及びTearing Instability クライテリオンの有効性を明らかにした。

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