東北大学金属材料研究所
1984 年 53 巻 6 号 p. 532-537
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理論計算によれば,超伝導トンネル接合を用いた放射線検出器は,半導体検出器と比較して数千倍高い感度と数十倍優れたエネルギー分解能をもつ可能性がある.本ノートでは,その作動原理,ε値とファノ因子の理論計算結果, Sn-SnOx-Sn接合によるα粒子スペクトルの測定結果を述べる.測定結果からε値とファノ因子を導出するには至っていないが,スペクトルは初めてピークを示した.今後の改良によって,感度と分解能はさらに向上してゆくものと思われる.
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