東京大学工学部物理工学科
1984 年 53 巻 2 号 p. 103-109
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二成分混合液体の臨界点近傍における諸物性の研究は,系が単純で,理論的にも実験的にも扱いやすいために,臨界現象の本質を理解するうえで,きわめて重要な役割を担ってきた.最近,臨界現象の動的側面を研究するうえで重要な音波物性に関して,理論・実験の両面で,大きな進展がみられたので,以下に紹介する.