ホルスタイン種雌牛に対して, 分娩予定日の14日前から分娩日まで, 飼料を夜間給与 (20時から8時30分までの間給与) または, 不断給与し, 分娩時刻に及ぼす影響について調査した。その結果, 6時から21時までの分娩率は, 飼料を夜間に給与した場合が81.5%であり, 飼料を不断給与した場合の50.0%に比較して高かった。また, 粗飼料を1日中自由に採食させ濃厚飼料の給与時刻を変えたところ, 6時から21時までの分娩率は, 濃厚飼料を夜間給与 (20時) した場合が61.5%であり, 8時30分と16時の2回給与した場合の45.5%に比較して高かった。