西日本畜産学会報
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飼料の夜間給与が乳牛の分娩時刻に及ぼす影響
永住 浩治橋口 峰雄津曲 博之
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1989 年 32 巻 p. 81-82

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抄録

ホルスタイン種雌牛に対して, 分娩予定日の14日前から分娩日まで, 飼料を夜間給与 (20時から8時30分までの間給与) または, 不断給与し, 分娩時刻に及ぼす影響について調査した。その結果, 6時から21時までの分娩率は, 飼料を夜間に給与した場合が81.5%であり, 飼料を不断給与した場合の50.0%に比較して高かった。また, 粗飼料を1日中自由に採食させ濃厚飼料の給与時刻を変えたところ, 6時から21時までの分娩率は, 濃厚飼料を夜間給与 (20時) した場合が61.5%であり, 8時30分と16時の2回給与した場合の45.5%に比較して高かった。

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