西日本畜産学会報
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採卵鶏性能の年次的推移
平原 実田中 浩人白崎 克治久木元 忠延柏木 忍
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1988 年 31 巻 p. 37-39

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抄録

採卵鶏の性能の改良状況を把握するため, 過去20年間の性能の推移, 及び最近の銘柄別性能を, 採卵養鶏経営で主要項目とみられる産卵率, 平均卵重, 産卵日量, 飼料要求率の4項目について検討した。
昭和40年から60年までの年次当たり改良効果は産卵率で0.82%, 平均卵重で0.22g, 産卵日量で0.66g, 飼料要求率で0.15と推定された。
最近の銘柄別性能では, 平均卵重でシェーバー及びハイラインW77は62.6g以上と大きく, ニックチックE, ノーリンクロス及びエクセルリンクは60.2g以下と有意に小さかった。
産卵率, 産卵日量及び飼料要求率では銘柄間に有意差は認められなかった。

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