東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
東京厚生年金病院耳鼻咽喉科
2001 年 44 巻 2 号 p. 120-125
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
急性末梢神経障害に対してソル・メドロール® (コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム) を用い, これによる極めて稀な遅延型の薬疹を3例経験した。このうち1例は極めて重篤な紅皮症に至り全身管理を要した。また, ソル・メドロール®以外の副腎皮質ホルモン製剤についてもアレルギーの有無を検索し, それらの化学構造より抗原性について検討した。その結果, 症例1はメチル基やコハク酸エステルの有無に関わらずプレドニゾロンの骨格が抗原性と関連していると考えられた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら