耳鼻咽喉科展望
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姉妹にみられた先天性後鼻孔閉鎖症
内視鏡下鼻内手術
辻 富彦山口 展正足川 哲夫森山 寛
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1996 年 39 巻 3 号 p. 286-288

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抄録

先天性後鼻孔閉鎖症の姉妹に対してレーザーを用いた内視鏡下鼻内手術を行った。閉鎖はいずれも右側で, いずれも骨を伴っていた。姉については術後2ヶ月後にポリープ様組織が生じたため鉗除した。術後シリコンチューブを, 妹は2ヶ月間, 姉は6ヶ月間留置した。術後1年目までで再狭窄, 再閉鎖はみられず良好な結果を得た。後鼻孔閉鎖症の幼少児に対する内視鏡下鼻内手術は侵襲も少なく有効な方法と考えられた。

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