日本家政学会誌
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アメリカにおける家政学研究の歴史的推移とその特質-学会誌分析- (第1報)
分析対象論文の特定
吉本 敏子東 珠実大石 美晴鈴木 真由子古寺 浩菅原 亜子村尾 勇之
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1992 年 43 巻 11 号 p. 1067-1075

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抄録

本報告の目的は, アメリカ家政学会誌の目次にみる構成項目の時系列分析を行い, アメリカ家政学の研究内容の分析に有用であると思われる項目 (対象論文) を特定することであった.そこでアメリカ家政学会誌としてJournal of Home Economics (1909~1989) 724冊, Home Economics Research Journal (1972~1989) 76冊を対象に分析を行った.その結果, 以下のようなことが明らかになった.
(1) アメリカ家政学会誌の目次にみる構成項目は, 非常に多様かつ流動的であるが, これらを整理すると, 大きくはアメリカ家政学会誌の今日的大分類によるところのResearch, Articles に属するもの, AHEA Todayに属するもの, Departments に属するものに分類された.またこれらの構成項目の推移から, アメリカの家政学と家政学会の動向の全体像を把握することができた.
(2) 上記の3大分類の中から, 本報告においてはResearch, Articlesに属するもの, すなわち純粋な研究論文にそれに準ずると思われる総説的な報文を加えて, 合計5,765本を研究の分析対象論文とした.
以下, 第2報においては, 対象論文全体について年代別, 領域別に量的, 質的分析を行う.

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