農業土木学会論文集
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圃場整備における情報化施工のための締固め管理方法
長利 洋小野寺 忠夫
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2006 年 2006 巻 246 号 p. 857-864

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抄録

圃場整備においては, まき出し厚や締固め回数を的確に管理することが重要である.このための方法として, 自動追尾トータルステーションや衛星測位システム等を用いて取得したブルドーザの位置情報をもとに, 締固めの作業範囲を格子状に区切り, その管理ブロックについての締固めの有無を確認して締固め回数を管理する方法がある.しかし, 管理精度は, 管理ブロックの大きさおよび締固めの有無を確認する管理方法によって変化する.本報告では圃場整備においてブルドーザを用いた締固め作業時の管理ブロックサイズと締固め判定方法について検討した.
その結果, 圃場整備における締固め管理方法は, 管理ブロックサイズを20cmとしたブロック毎の作業割合により管理する作用割合法を採用すれば, ブルドーザの履帯幅によらず適切であることを明らかにした.

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© 社団法人 農業農村工学会
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