農業土木学会論文集
Online ISSN : 1884-7234
Print ISSN : 0387-2335
ISSN-L : 0387-2335
点滴法による植生条件下における土壌塩類動態の一次元解析
山本 太平田中 明
著者情報
ジャーナル フリー

1987 年 1987 巻 127 号 p. 1-9,a1

詳細
抄録

点滴法は, 塩水潅漑において塩害軽減の大きな特徴を有する。本報では植生条件の一次元土壌カラムを対象にして数値モデルを設定し, 土壌中の水と塩の同時流に関して検討を行った。砂およびマサ土の土壌カラムにおいて, 定常状態に至るまでの水分量とNaCl濃度分布の時間変動を解析し, 水分量およびNaCl濃度分布型の特性値と, 滴下時間, 間断日数, リーチングフラックションとの関係について明らかにすることができた。

著者関連情報
© 社団法人 農業農村工学会
次の記事
feedback
Top