施設更新に対応する水路システムの性能設計

中 達雄; 田中 良和; 向井 章恵

doi:10.11408/jjsidre1965.71.5_417

抄録

農業水利施設の維持・更新や技術の国際化を背景として, 設計技術における性能設計法の導入の必要性が高まっている。そこで, 水路システム設計を事例として, 従来の設計の課題を示すとともに, 水理および水利学的側面を中心に性能設計の技術体系のあり方とこれを導入するための基盤データについて考える。
特に, 要求される機能・性能の基準化について私見を述べ, その構造化や階層化と管理データの組織的な収集・蓄積の必要性を述べる。