1975 年 43 巻 2 号 p. 75-80,a1
愛媛県東予市楠河海岸堤に燧灘干拓として昭和47年完工したが, 堤体砂の吸出しを受けて43-70cmも沈下したので, 流動性と膨潤性, 経済性の利点を活用したベントナイト混入の貧配合モルタル注入を計画し, 現場試験と併行して工事を行った。
注入延長248.1m, ボーリング孔数330, 注入量575.15m3であった。注入状態検査のため, 着色モルタルを注入してコアポーリングした結果, 水平垂直方向に十分侵透し空ゲキが充テンされていたことがわかった。