農業農村工学会誌
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旧石狩川頭首工撤去工事の特徴
吉川 隆史南雲 人平山 陽介
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2016 年 84 巻 12 号 p. 1051-1054,a1

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抄録

昭和38年に「篠津地域泥炭地開発事業」により完成した石狩川頭首工は,国営かんがい排水事業「篠津中央二期地区」により全面改修を進めている。本体部分の完成により,平成25年11月から供用開始しており,関係工事は旧頭首工の撤去など最終段階を迎えている。平成26年から始まった旧石狩川頭首工撤去工事(4年国債工事)は,全国第2位の流域面積を持つ石狩川の低水路部分を鋼矢板二重式仮締切りにより締め切り,旧頭首工の撤去を行う工事であり,台風洪水期(8~9月)と融雪出水期(4~5月)を除く期間で実施することとした。本報では,このような条件下で実施される本工事の全体工事計画,仮締切り工法および撤去工法の特徴などについて報告する。

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© 2016 公益社団法人 農業農村工学会
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