無石胆嚢炎を契機として発症した続発性腸腰筋膿瘍の1例

石渡 裕俊; 久居 弘幸; 蟹沢 祐司; 高張 大亮; 荒谷 英二; 臼渕 浩明; 秋山 剛英; 和賀 永里子

doi:10.11405/nisshoshi1964.99.985

石渡裕俊, 久居弘幸, 蟹沢祐司, 高張大亮, 荒谷英二, 臼渕浩明, 秋山剛英, 和賀永里子

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キーワード: 無石胆嚢炎, 続発性腸腰筋膿瘍, 経皮的ドレナージ

ジャーナルフリー

2002 年 99 巻 8 号 p. 985-989

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi1964.99.985

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抄録

無石胆嚢炎を契機に続発性腸腰筋膿瘍を発症した糖尿病患者の1例を報告する．症例は66歳男性．運搬作業に従事した後，腰痛，左大腿部痛が出現し，当院整形外科に入院した．その後急性胆嚢炎を発症し当科転科，経皮経肝胆嚢ドレナージ術を施行した．第6病日に下腹部に筋性防御を認め，左腸腰筋血腫の増大を認めた．第25病日より高熱が出現し，血腫の膿瘍化を認め，CTガイド下経皮的ドレナージ術を施行し，改善した．

責任著者(Corresponding author)

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