旭川医科大学第一外科
1983 年 12 巻 1 号 p. 221-224
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Biograft移植2年以後の閉塞例3例(30ヵ月、39カ月及び5年)について、再手術時の所見及び剔出標本から閉塞原因及びBiograft長期移植後の変化について検討した。3例の閉塞は、いずれも中枢及び末梢吻合部のPannus Hyperplasiaが直接、間接の閉塞原因となつており、病変の進行によるものではなかつた。Biograftの長期移植後の変化として、Dacron Meshの器質化と膀帯静脈壁の圧縮所見が認められたが、その基本構造には著変をみとめなかつた。
日本人工臓器学会雑誌
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