主催: 一般社団法人画像電子学会
会議名: 画像電子学会第264回研究会講演予稿
回次: 264
開催地: 高知工科大学
開催日: 2013/02/28 - 2013/03/01
大画面で3D映像を楽しむ手段として、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が使用されている。しかし、HMDには、使用時に映像酔いが生じるという問題がある。そこで本研究は、HMDを使うことで起こる映像酔いを低減することを目的とし、実空間上にテレビが固定されているかのように立体的に映像を表示する映像表示システムを提案する。具体的には、風景から特徴点を抽出し、それをテンプレートマッチングで追跡することによって映像を実空間に固定する。実験結果から、本手法ではHMD使用時に感じる映像酔いを、テレビを見るときに感じる程度に抑えることができた。このことから、映像酔いの低減に関して提案手法の有効性を確認した。