日本伝熱シンポジウム講演論文集
第45回日本伝熱シンポジウム
セッションID: H212
会議情報

H21 多孔質体の伝熱2
セル状多孔体を用いた多層流動断熱法に関する研究
*上宇都 幸一カンティコモル プリーチャ
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録

高温排ガスが流動する流路内に、垂直に通気性多孔体を設置すれば、ガスのエンタルピーが、ふく射に変換され、上流側に帰還することにより、多孔体を設置した位置で、著しいガス温度を低下させることができる。しかし最近、上流側からのふく射が大きいときは、この方法は有効に機能しないことを著者らは指摘した。本研究では、このような場合でも、有効な流動断熱法として、多孔板を複数枚使用し、とくに上流側には、反射性の多孔板を使用する方法を提案し、その有効性を、理論と実験により示した。

著者関連情報
© 2008 社団法人 日本伝熱学会
前の記事 次の記事
feedback
Top