粘土科学討論会講演要旨集
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第53回 粘土科学討論会
セッションID: P6
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イモゴライトの前駆体としてのHASイオンのイオン性の再検討
*田中 泉美中西 亮介和田 信一郎
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抄録

HASイオンはイモゴライトが生成する際の前駆体であり,ヒドロキシアルミニウムにモノケイ酸が縮合した陽イオン性のクラスターのようなものだと考えられている.従来HASイオンは陽イオン交換樹脂に定量的に捕捉されるものだと考えられてきており,HASイオンの組成を特定する際にも陽イオン交換樹脂が使用されてきたが本研究ではそのことを再検討し、さらにモンモリロナイトを用いたHASイオンの新しい定量方法を提案し、その結果を発表する.さらにHAS溶液のSi源,仕込みの濃度,溶液を調整してからの経過時間がHASイオンの組成に与える影響を調べた.

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© 2009 日本粘土学会
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